2017年9月27日水曜日

東京上野平成館『特別展・運慶』は素晴らしい



9月26日、東京上野の国立博物館・平成館で行われている『特別展・運慶』を開催初日に観に行った。

「運慶」は、平安時代末期から鎌倉時代にかけて活躍した仏師。現在存在する運慶と思われる31体の仏像のうち22体が展示されている。また、運慶の父・康慶、と運慶の息子たちの親子三代に渡る仏像が展示されていた。

運慶が生存していた時代、平氏によって奈良・東大寺・興福寺が焼かれ、興福寺に抱えられていた運慶ら仏師職人が焼かれた仏像の再建に邁進した意気込みが、力強さとち密さが、その作品を通して見て取れ、力強く感じられた。

運慶の父から三代も受け継がれた家族の職人魂も、大変な努力の家族教育が行われた様子が今でもこれらの作品を見て判り、素晴らしいことだと感嘆した。

「上野・平成館」で行われる数々の仏像の展示は、各寺に置かれているところより、極端に身近で、真後ろや横から仏像の周り全体を隈なく見ることが出来、各お寺で見ると違った芸術作品としての仏像たちの息遣いや迫力を感じることが出来、いつも感動している。ありがたいことだ。



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