2018年4月11日水曜日

浅草寺「花まつり」の様子




48日は、全国のお寺では「花まつり」・「仏生会」が行われている。

東京・浅草寺に行ってみた。

「花まつり」は、仏教の開祖であるお釈迦さまが生まれた日。

浅草寺本堂内陣では「仏誕図」が掛けられて法要が執り行なわれた。これと同時に幼稚園の幼児に囲まれ、白い像の造形と花で綺麗に飾られた「花御堂」が本堂前に運ばれた。

「花御堂」は、本堂内陣、五重塔前にも置かれていた。
花御堂には右手は天を指し、左手は地を指した小さな釈迦誕生仏が安置されていて、参拝者はこの仏像に甘茶をかけて、お釈迦さまの遺徳に感謝する行事だ。

この日も、中国・韓国・インド・マレーシア・アメリカ・フランス等多くの外国人が訪れていて、日本人の参拝者と混じって順番にお釈迦様に甘茶をかけていた。日本の古くからの伝統行事に参加してとても楽しそうだった。

お釈迦さまは、ご生誕時『天上天下唯我独尊』と話したと伝わっている。『人はみんな、かけがえがなく大切な存在だ。』とのことだそうだ。境内では、甘茶の無料接待が行なわれていて私たち夫婦も甘茶をいただいた。

この日、浅草寺では「白鷺の舞」が行われていた。

鷺舞の神事は京都八坂神社が起源とされ、浅草寺の舞はその鷺舞を参考に、寺舞保存会によって演じられている。白鷺の装束をまとった踊子が舞い、武人、棒ふり、餌まき、楽人、守護童子などが、「白鷺の唱」を演奏しながら練り歩いていた。


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