2017年10月16日月曜日

JR駅からハイキング(桜木町駅発コース)に出かけた。





10月12日、【JR駅からハイキング】の企画で根岸線を歩こう! 中区制90周年記念! 港の歴史再発見コース!(桜木町駅発コース)に出かけた。

横浜桜木町の駅から横浜港につながれた『日本丸』を見て、『伊勢山皇大神宮』に行く途中『紅葉坂』を通った。
坂の頂上付近に『神奈川県立音楽堂』(1954年、公立施設としては日本で初めての本格的な音楽専用ホールとして開館)が見えた。この坂を上ったのは50年ぶり(もう半世紀ぶり)のことだ。高校生の時から二十歳すぎまで、毎月この紅葉坂を上り県立音楽堂で生演奏の音楽を聴いた。オペラでは、立川澄人・伊藤京子・団伊玖磨の指揮で「夕鶴」を見、多くのジャズミュージシャン・いろんなジャンルの歌手の歌を聞いた。その当時聞いた路吹雪もペギー葉山もいつの間にかこの世を去った。自分が音楽ファンになった原点がこの県立音楽堂にあった。現在の県立音楽堂を見たら50年前の姿は、当時のままの姿だった。しかしその周辺の景色はすっかりと変わっていた。
ただ紅葉坂を上がる「音楽通り」の名前だけは残っていた。

野毛通りを通り『伊勢崎モール』も通った。さすがに50年前の商店街とはだいぶ違っていたが、『有隣堂』『不二家』は在った。『不二家』では「チョコレートパフェ」を食べて休んだが、二階席が無くなっていた。
関内の駅を過ぎ、「横浜スタジアム」「馬車道」「大通り公園」「山下公園」まで歩いたが「横浜市役所」や、何回か中に入った「横浜地方裁判所」の古めかしい歴史的建築物は当時そのままだった。

一番威勢の良い二十歳のころを振り返り、
年月の過ぎる速さをしみじみと感じる一日だった。



2017年10月10日火曜日

JR・駅からハイキング、蒲田駅と国分寺駅を行く




10月8日と10月9日の2日続けて、【JR・駅からハイキング】の企画で東京・「蒲田駅」からと「国分寺駅」からのハイキングに出かけた。

蒲田駅からは、蒲田東口商店街・梅屋敷商店街・池上本門寺商店街などを通り、「池上本門寺」・日蓮聖人が足を洗ったと言われている「洗足池公園」まで、約12キロを歩いた。この洗足池公園には「勝海舟夫妻の墓」等もあった。洗足池から流れ出た小さな小川・綺麗なせせらぎ「洗足流れ」が整備され大きな鯉も泳いでいた。住宅地の中だったが、静かなせせらぎの音が気持ち良く響いていた。このせせらぎは蒲田駅近くの「呑川」に注ぎこまれていたが、この「呑川」には東京の川には珍しく多くの魚が泳いでいた。
この地域は、昔から景勝の地として人々に親しまれてきた山間の土地だったようで今では住宅が建ち込めているが「坂」が多く、昔からの坂の名前がついていた。この上り・下りの坂を歩くのに大変疲れた。

次の日、国分寺から府中への道を歩いた。武蔵野の緑に囲まれた国分寺には国分寺崖線があり、豊かな湧水群があった。湧水群からの清らかな小川は、蛍が住む「元町用水」として大切に守られ遊歩道が作られていた。
小川の流れと静かな雑木林の自然が印象的だった。

この国分寺・府中周辺は、天平聖武天皇時代に武蔵国の国府や国分寺が置かれ、政治・文化の中心地として発展した歴史がある。
ハイキング(約7キロ)をしながら、武蔵国分寺跡と府中の武蔵国府跡や「大國魂神社」にも行った。ここに集められた大太鼓・大きな宮神輿に触れ、武蔵野に古代の思いを馳せながら歴史の散策を楽しんだ。